仕事を始めて10年。私が臨床で大事にしていること
仕事を始めて気付けば10年ほど経ったアラサーPTです。
現在は非常勤勤務で、整形外科クリニックを3ヶ所まわっています。
なぜ正社員にならないのか?それはまぁ…今回は置いておきましょう。(笑)
最近、新入職員が入った職場があり、私の見学についてくれることがありました。
そのときに言われたのが、
「先生の指導、他の人とちょっと違って緊張します」
とのこと。(笑)
理由を聞いてみると、
「他のPTは、今何をしているか、何のための治療かを説明してくれる。でも先生は、“何をどうしたいか”を聞いてくるから考えさせられる」
と言われました。
実はこれ、私自身がかなり意識していることです。
私が臨床で意識している考え方
私が大事にしているのは、
「どの組織を、どのような状態にしたいのかを明確にすること」です。
例えば、筋肉に問題があると考えたとき。
•その筋がどうなっていることが問題なのか
•それはどんな検査で反応するのか(陽性・陰性)
•その筋をどう変えれば問題が解決するのか
•そのために今の自分の技術で対応できるのか
もしできなければ、講習会に行ったり、先輩に聞いたりすればいい。
こうして考えていくと、
問診 → 検査 → 治療 → 自主練習までが一つの流れになります。
アセスメントも自然と書けるので、SOAPで悩むことも少なくなります。
最初の仮説が違っていたら、また別の原因を考えればいいだけ。
同じような訴えの患者さんをまとめていくと傾向も見えてきて、治療スピードも上がってきます。
診断名と症状が一致しないときも困らなくなる
この考え方ができるようになると、
診断名と症状が一致しない患者さんが来ても困らなくなります。
例えば、
•ヘルニアと診断されているのに、腰部伸展で痛みが出る
•L5/S1の椎間板ヘルニアなのに、大腿前面が痺れている
こういったケースでも、
「じゃあ何が起きているのか?」と冷静に考えられるようになります。
私がクリニカルリーズニングを大事にしている理由
こんなふうに考えていくことが、
クリニカルリーズニングにつながっていくと思っています。
私自身、これを重要だと思っているし、学習も続けているからこそ、
普段の臨床や指導のスタイルにも自然と表れているのかもしれません。
もし、
「どう考えていいのかわからない」
「臨床で毎回迷ってしまう」
そんな理学療法士がいたら、
まずは“何をどうしたいのか”を明確かつ具体的に言語化するところから始めてみると、意外と面白いと思います。
まぁ大変ですが。それがまた面白い。
