高校生の時、授業を選択しなければならないとき、どれを選んでいいのか悩みました。悩んでいる高校生は多いと思います。筆者なりの考えも含めて書いていこうと思います。
ちなみに筆者である私は、理学療法士(認定理学療法士も取得)しています!
✓こんな人に読んで欲しい ・将来理学療法士になりたい ・高校の選択授業で何を選んでいいのかわからない
まず、私が高校生の時に選択していた授業と、その当時考えた理由を記載します。その後に、学校に通って・実際仕事をしていてどう感じるかを記載していこうと思います〜
最後まで読んでみてください〜!!!
筆者が選択していた授業と理由
受けた授業2つ
結果からお伝えします。物理と化学の授業を受けました。生物は取っていません。カリキュラムがどうなっていたか等は明確に覚えていないですが…
2つ選択出来たのか、片方は必修だったのかは覚えていないですが、生物を選択しなかったことだけは覚えています。
実は、この選択、結構正しかったと今でも思っています。その理由を以下で書いていきます。
生物を受けなかった理由
高校生の時は、単純に、物理と化学のほうが難しいと思ったから受けることにしました。高校生のときの安易な考えですが、生物のほうが暗記が多いと思ったんです。
物理と化学のほうが難しいから、高校で基礎を固めておかないと、大学でついていけないかと考えました。生物は暗記すればなんとかなると思っていたんです。(笑)
でも、大学に入って、正しい選択だったかなと思いました…
現役理学療法士がオススメする選択科目とは…
実際大学に通い、現場で仕事をしていて、どれを選択すればよかったか。筆者の視点で書かせてもらいます。
現役PTがオススメする選択授業科目
まず結果だけ書くと、物理と化学です。化学より物理の優先順位が高くなります。
上記でも少し書きましたが、私は今でも選択した科目が物理と化学で正解だったと思っています。まず、大学の授業で物理は必修でした。化学は必修では無かったです。必修ではなかったですが、授業の中で化学式が出てくることがありました。
大学に入ると生物という授業はなく、生理学という授業がその代わりになります。この生理学が、細胞のことや身体の仕組み、DNAのこと等…の授業です。生物なんてくくりよりも、かなり細かくやります。震えるくらい。笑
生物の授業を取らなくても大丈夫な理由
この生物の授業のレベルアップバージョンの生理学、めちゃくちゃ詳しくやります。理学療法士もですが、医療系に携わるものとして、一番大切な内容になります。なので、授業内容が濃いんです。1年間通して生理学の授業はありました。
私は実際、高校生の時に生物の授業を選択していなかったですが、テストも通りました。勿論、内容は難しいです。ですが高校生の時に生物を取っていなかったから難しいわけではなく、そもそも難しい。高校の時に生物を取っていた人でも難しそうでした。また、高校で生物を取っていた人でもテストで落ちていた人もいるので、高校までの内容でさほど差は出ないと感じました。
大学での物理と化学は…?
そう、大学の授業では物理は必修科目でありましたが、化学は特に必修では無かったです。ですが、化学式等は授業でたまに出てくるんです。なので知っていたほうが、すんなり入ってきます。
物理の授業も、半年間のみしかなく、生理学ほど手をかけてはいないようでした。なので、高校の時に物理を取っていなかった人たちの中には苦労しているひともいました。基礎が理解できないみたいです。
また、高校生の時に物理をしっかり抑えておけば、大学の授業の物理は簡単に理解することが出来ました。ほぼ高校の復習のような感じだった記憶があります。なので、テスト前などはその分の時間を他の科目に使えました。そのくらい難しくなかったです。
物理は高校生の内容を理解していれば、大学で苦労することが減るかなと思います。
では、物理は半年間しかやらないから、あまり使わないのかな〜?とか思うじゃないですか。これが、結構必要になってきます。【運動学】という授業が大学ではあります。その授業ではそこそこな感じで使います。詳しくは、以下の【履修しておくといい科目、2選!】でお伝えします。
アロマとかが好きな方は… 私の通っていた大学では、薬理学という授業が選択科目としてありました。選択しなくても進級できますが、筆者は興味があり授業を受けていました。 なぜ取ろうと考えたかと言うと、アロマテラピーのことも授業でやるとのことで、それに興味があったから。 このときも、化学式が出てくるんですね。それでも化学の授業を履修していたので、スッと入ってくることができました。ちなみに、成績もそこそこ良かったんです。必修科目より。(笑) こういったことに興味がある方は、ぜひ化学を履修しておくことをオススメします!
【その他】履修しておくといい科目、2選!
その他、履修しておくと役に立つ科目は、数学Ⅱと数学Bです。
特にベクトルの話を理解しておくと、臨床に役立ちます。今でもこの知識は役に立っていると感じています。
物理と合わせて履修しておくのが、本当にオススメです。理論的に患者さんやクライアントに説明できるようになります。
また、大学の授業名は忘れましたが、「運動学」という学問があります。これも物理や数学(ⅡB)が出来ていると、理解しやすいです。「どの向きに力が働くから、この筋肉のこういう収縮様式が必要だな…」とか。「この関節にこういうモーメントで力が働いているから、こういう歩き方になっているんだな…」とか。床反力や重力のこと、力学(運動の3法則や力学エネルギー保存の法則など…)が必要です。
最近勉强をしていると、サイン・コサイン・タンジェントの話も実は必要であるということが、最近気付きました。一流の理学療法士の先生たちは、臨床中にもこれらを考えているようでした。
根拠を持つためにも。
上記のようなことを考えつつ、理学療法を提供していかなければ、感覚でやってしまうことになります。
今はEBPT = Evidence Based Physical Therapyといい、【根拠に基づく理学療法】を提供しましょうという流れになっています。
新人の時にまず根拠に出来るもの、それが生理学だったり運動学だったりします。
その中で生理学は大学の授業が手厚いです。運動学 (物理や数学が必要) は必修科目であったとしても、生理学ほど手厚くないです。
よって、現役PTである筆者は物理と化学の履修をオススメします。
可能であれば、数学Ⅱ・Bの履修も合わせて行うと、大学の授業での理解がより深まります。さすがに数Ⅲ・Cは大丈夫そう。笑 私は履修していないですが、今の所、知らなくても大丈夫です。
参考までに〜!!!