私、筆者はアラサー(over30)の♀です。そして、理学療法士というリハビリの仕事をしております。
この間、後輩の男の子に、コスパの良い勉強会ありますか?って言われたんだよね。ってか、そもそもコスパの良い勉強会って何?安くてたくさん学べて、良い技術を教えてもらえるとか?有名なすごい先生に教えてもらえるけど高いのはコスパいいの?悪いの?どういうこと???
でね、最近後輩の女の子も、技術を求め始めてる子がいて。本来は、その技術をいつ・どんな時に使えば良いのかわからないと、技術を持っていても意味が無いじゃん?だから、どんな症状でどんな検査結果だったら、こういうリハビリをしたいから、その技術を学びたいっていうほうがプロセスをしては良いだろうと考えられるわけ。もっとわかりやすく言うと、数学の公式だけは知っているけど、どういう問題(どんな解を求めたいのか)でその公式を使う場面ってかわるから、それも一緒に知っていないと意味がないじゃん?けど、技術だけ求めちゃうのって、公式だけ知っている状態に近い感じかな。
こういう人たちって、すぐに結果を出したいと思っているのかなと。自分で考えて深めようとか、そういうのはあまりないのかなって感じがしてしまう。もしくは、失敗が怖いとかね。
事務職でもなんでもそうだと思うけど、やり方だけを知っていれば良いことって無いと思うのよ。例えば何かミスをしたとする。そのミスの対処対応の方法を教えてもらうことも大事だけど、なんでその問題が起こったのかも重要で。次に同じミスをしないためには、なんでそのミスをしたのかを追求する必要だある。そうすると、その対処対応の方法って、違うことでも活かすことができるかもしれない。で、理由がわかれば、別のミスしそうな可能性のあるものも潰すことができる可能性もある。だから、ただただ対処対応の方法を知っていればいいってわけではないと思うのよ。これも答えを知っていれば良いわけではなくて、なんで?って自分で、もしくは誰かと一緒に考える必要があると思うのね。
けど、これって時間がかかるし、「教えてくれればいいじゃん」って思う人も多いと思う。けど、これをサポートしてもらってでも、自分で解決することが重要で。短期的にはコスパ的には悪いかもしれない。けど、長期的に見るとコスパは良いと思わない?
だから、すぐに結果を求めてしまう人って、実は長期的な目線で考えるのが苦手なのかもしれない。技術もそうだし、結果ってそんなすぐに出るものではない。もしすぐに出るとしたら、それは実力じゃなくて、たまたま。ただの偶然。だから、なんでもかんでもコスパを求めるのはやめて、じっくり何かを学習する機会を得られると良いのかなと感じております。以上、アラサーのお話でした!