【理学療法士の国家試験 】どうやって勉強したらいい?を具体的に解説!

理学療法士の国家試験 私の勉強方法を紹介します 理学療法・仕事
スポンサーリンク

理学療法士になるためには、国家試験を受けて受からなければ、理学療法士にはなれません。試験の範囲って、めちゃくちゃ広いんですよね。大学1年〜4年までの範囲。多すぎます。(笑)実際にどうやって勉強したらいいのか、何から始めたらいいのか… 筆者が行った具体的な勉強方法を紹介します!

ちなみに筆者は、模試で1回も合格点を超えたことがありません。(笑) さらに筆者が受けた年は、合格率が一気に下がった2016年です。74%まで落ち込んだ年でした。が、一発合格できました〜!そんな私の勉強方法を紹介します!

✓こんな人に読んで欲しい

・どうやって勉強していいかわからない
・模試で合格点の達していない
・今までの勉強法を変えたい

⚠「絶対に合格できる」というものではありません。勉強方法が合う/合わないなどもあるので、色々試してみてください!

スポンサーリンク

“私の”国家試験の勉強方法

①5年分過去問を解く

まずはこれ。最初から教科書を見たりしないで、まずは過去問を解くこと。とりあえず過去問を解くこと。何がわかっていて、何がわかっていないのかを自分自身でまずは理解することが必要です。なので、まずは5年分解きましょう。あまり考えすぎずに解きます。ちゃっちゃか解きましょう。このスピード感が大事。ゆっくり解いていると嫌になってしまうので。(笑)

②間違えた所を付箋に書く

1年分解いて付箋に書くでも、5年分解いてから一気に付箋に書くでもいいです。何年の問題か、何問目か、問題の内容と選択肢を付箋に書きます。解答はどちらでもいいですが私は小さく書いてました。解説とかはいりません。

その後、種類ごとに分けておきましょう。整形分野、中枢分野、解剖学、生理学…で、ノートとかに適当に貼っておきましょう。何年の問題とかはぐちゃぐちゃでいいので、とにかく分野で分けておくこと。

できるのであれば、1日に2年分くらい過去問を解いて、付箋に書くことをやってみてください。スピード感が大事。

③今までの確認

一度、問題を解くのはやめて、付箋を確認してみましょう。どんな問題が得意でどんな問題が苦手か。筋の起始停止を暗記しているのか?ざっくりでいいので確認しておきましょう。暗記しなければいけないもの、例えば筋の起始停止などはここで問題に出ているものだけでも覚えてしまうのもあり。

④さらに5年分上記①②をもう一度繰り返す

5年分終わったら、同じような問題は解けるようになってきます。なので、ここでさらに問題を解くのですが、①の過去問よりもさらに遡った5年分の問題を解きましょう。そうすると、出来る問題と出来ない問題や得意・苦手な分野がわかるようになってきます。また、最初の5年分でよく間違ったけど、今回の5年分はできたとしたら、多少の理解ができるようになっているかもしれないです。

ここでも、スピード感を大事に問題を解いていきましょう。そして、同じ問題を間違えたとしたら、2回でも3回でも付箋に書いてください。同じ問題の付箋が何枚もある…みたいになるかもしれないですが、それが苦手だったり、理解できていない証拠となります。

⑤教科書・参考書で理解する

ここまでで10年分解いたら、より自分の得意・不得意がわかるようになってきます。そうしたら、自分の得意を伸ばすでも、苦手を伸ばすでもどちらでもいいです。ここまで来てやっと教科書や参考書を確認します。で、勉強方法で間違ってはいけないのは、ノートに綺麗にまとめるとかはいりません。参考書に書き込むもよし、ノートにざっくり書くのもよし。筆者はノートの右ページに解けなかった付箋を貼る+左ページにその内容を簡単にまとめたものを書く等をしていました。さらに細かいことは参考書に書き込む。そして参考書のページをノートに書いておく、としていました。そうすることで、ノートと参考書ですぐに理解できる。

またこの時、実地問題/専門問題/共通問題で分けずに、実地問題/その他で分けます。例えば、解剖学を勉強したあとにそのまま整形外科学の内容を学習すると繋がりが見えてきます。脳や中枢神経系の内容のあとに脳卒中や中枢疾患系のことを学習する。共通問題→専門問題となりますが、繋がりが見えるので、筆者は学習効率が上がりました

ちなみに言うと、私は参考書を基本は「国試の達人」という物を使っていました。そして、この参考書を全部分解して、上記のような順番で並び替えて使っていました。そうすると、「今日は整形分野を勉強しよう」と思えば、2冊持ち歩かなくて済みます。少し荷物が軽くなるという楽さも手に入れられます。これは、結構オススメです。

☆ポイント

基本的には、共通問題と専門問題からやっていきましょう。
実地問題は1問の点数が高いので、1問間違えるだけで点数の上がり下がりが激しいです。
ですが、共通問題・専門問題は1問1点。こっちを8割以上出来るようにしてあげることが重要。また、これらは基礎なので、問題を大きく変えることが難しいです。なので、ここをしっかり抑えることがとにかく重要。
実地問題で稼ごうと考えるのは辞めましょう。点数が上がるのもめちゃくちゃ目に見えますが、下がるのも見えるので、進歩しているのかしていないのか、わからなくなってしまいます。

⑥また過去問解く(5年分)

⑤での参考書や教科書を使ってする学習も完璧にやろうとしなくていいです。1ヶ月くらい参考書や教科書で学習したら、再度過去問をと解いてみましょう。これは①か④でやった5年分の問題を解きます。そうすると、解ける問題が出てきています。逆に解けない問題が出てきている場合もあります。そうしたら、それがたまたま間違えただけなのか理解していなくて間違えたのかを確認しましょう。理解していなくて間違えたのであれば、また間違える可能性があるので、教科書・参考書で学習しましょう。

⑦付箋に書く

⑥で間違えたところを再度付箋に書きます。何度も間違ている所は付箋が何枚にもなります。これが、国家試験の直前、一番確認しなければならない部分です。自分がよく間違えるものになります。

⑧教科書で理解する

また教科書・参考書を使って理解を深めることや暗記をしていきましょう。

筆者はノートにざっくりまとめたりしていましたが、最初はぎっしり書かないようにしていました。色もほぼ使わない。そのノートには重要なことしか書いていないので、色はほぼ使わないようにしていました。また、これを何度も繰り返して行くので、どんどん書き足しが増えていきます。なので、最初からきちんと綺麗に、ぎっしりと書いてしまうと、汚くしたくないと思ってしまいます。綺麗にしておきたいと思ってしまいます。そうすると書き足したり、できなくなってしまうので、ノートはざっくり適当に使うこと。

⚠ここで注意点

これをひたすら繰り返します。ポイントは問題を暗記しないこと。問題を暗記していると、少し問題の出方が変わるだけで解けなくなってしまいます。問題を暗記するのではなく、問題の本質を理解することが大事。何を聞きたいのか、なぜこの問題を出すのか。例えば、起始もしくは停止が似ている筋は出やすいとか。支配神経は同じだけど髄節が違う筋の問題が出やすいとか。どのように聞かれても答えられるためには、問題の意図を理解する必要があります。

また、解剖学や生理学は暗記しなければいけないことも結構多いということも理解しておいてください。筋肉の起始・停止は暗記です。何度も問題を解いていると暗記してしまうこともありますし、何度もみて覚えなければいけないこともあります。

約2ヶ月前にはさらに前の過去問も解く

そして、本番の直前頃には、10年以上前の過去問も解いてみること。だいたい年末年始頃ですね。時間があれば、もっと前でも◯

問題を作る人が変わると、傾向や問題の出方も変わります。ですが共通問題や専門問題は、問題の出方が変わっていたりしますが、それでもきちんと理解できていれば大きく点数が下がることはありません。

ここできちんと出来るようになっているか確認しましょう。ここで点数が下がるようであれば、問題を暗記している可能性が高いです。なので、解剖学や生理学などの基礎で暗記しなければいけないことをやり直すこと。まだ間に合うから、諦めないこと。

いつから始める?

筆者は、夏頃から始めました。だいたい8月頃からかな。ですが、最初はこんなふうにやっていませんでした。なので、全然テストの点数は伸びないし、たまに解く過去問も全く解けず…これに気付いたのが11-12月頃。なので、この勉強方法を始めたのは冬ですね。

これを始めて、めちゃくちゃ理解が深まったと思います。過去問の点数が伸びたのもこのくらいから。模試は年始に1-2回しかなかったですが、基礎はできる感じが少しずつしました。

これを夏から始めていたら、もっと余裕だったんだろうなと思います。冬から相当頑張りました。人よりも集中力と根性はある方だと思っていたので(理学療法学科で大学2年までスポーツを本気でしていたのは筆者だけだったし、留年もせず上がれたという理由から)、なんとかなったかなと。結構、やばいなとは思いました。なので、夏頃から「きちんと」始めること。

だいたい落ちる人は「やったつもり」になっている人だと思っています。私も夏〜12月頃まで、「やったつもり」になっていました。模試の結果に出ていなければ、「やったつもり」です。「つもり」になって落ちないように注意しましょう。

本番の直前に1度も解いたことのない過去問をといてみて、出来ていなかったら、問題を覚えている可能性が高いと先程述べました。さらに、「やったつもり」になっている可能性もあるので、注意しましょう。始める時期よりも、やったつもりになっていないかのほうが重要だと感じました。

最後に

国家試験はきちんとやれば絶対に受かります。筆者が受かったので、本当にそう。落ちる人はつもりになっている人。筆者の周りの落ちた人は、まさにつもりのひとでし。過去問を丸暗記だったり…

「勉強した=結果が着いてくる」です。努力の仕方や方向性が間違っていたら、意味がありません。意味のある学習をしましょう。ホント、受かるから。

これを読んで、詳しく聞きたい!と言う人は、メッセージください〜!

タイトルとURLをコピーしました