いつか必ず来る、親の死というもの。筆者である私は、数年前に母親が亡くなりました。まだ58歳だったので、結構早かったかなと。平均寿命に比べればね。で、どうやって立ち直ったかを書いていこうかなと思います。あくまでも、私の立ち直り方。
書いているときで約3年前の出来事。話すことはしていたけど、こうやって書くのは初めて。今はもうそこまで悲しくなったりはしないけど、聞いている人の方が悲しそうな顔をするから、あまり話したくないのは未だにそう。「私より悲しむなよ!」って思っちゃう。「なんで私がフォローしてんの?」とかも思うので、親の話とかを軽く出すのはやめたほうがいいと思いました。(笑)
親が亡くなって、どうしたらいいかわからない人や、悲しくてどうにかなりそうな人はぜひ参考にしてみてください。
一番は「時間」
なんやかんやで、一番は、時間が解決してくれる。時間が立つにつれて、その当時の感情って少しずつ薄れていく感じかな。だから、時間が一番重要。でも、なかなか時間って経たないのよ。当たり前だけど(笑)
で、「この時間が経つ」ということが少しでも早く進む感じがしたり、少しでも早く昇華出来るようにしていくと、自分が楽になるよねって感じ。なので、その時に取った行動を話していこうかと思います。
ちなみに、私が皆に親が亡くなったことを普通に話せるようになったのは、1年から1年半くらいかかったかな。それまでは、「親の話とか私に振らないでー」って思ってました。
時間以外に自分ができることは?
上記では、時間が一番の解決法と書きました。が、じゃあ、その他に自分で何をすればいいのか?人によって違うかもしれないですが、私が何をしたか。そんなことを書いていきます。時間経過順にすると良いことを書いてみます。
①何かに熱中する
この熱中するって、ことが結構大事。私は仕事とトレーニングに集中しました。頭を使うことか体を使うことがオススメ。両方やれるとよりいいかも。
私の仕事は実は頭を使う仕事なので、仕事中は、そのことに集中できるのでそれ以外のことを考えられなくなります。で、その後トレーニングでバキバキに追い込んで、頭も体も疲れさせる。そうすると、家に帰ったら疲れて寝ちゃう。何かを考えたり、悩んだりする暇もなく、寝ちゃう。
私が仕事の悩みをとある師匠に話したとき、「暇なんだよ。悩む時間があるってことだろ?悩む時間がないくらい働け」と言われたことがあります。たしかに、そのくらい働いたら、考える暇・悩んでる暇なんてありません。なので、それをこのときに応用してみました。ポイントは疲れ果てること。
これを半年〜1年くらい続ける。
ちなみに私は、母親が亡くなって1週間で仕事復帰しました。家族や親戚、仕事先の人たちには色々言われました。「早すぎない?」とか、「よくできるよね」とか、「正社員じゃないからお金大変だもんね」とか。でも、そうしないと自分が辛すぎたので、他人の声は無視。お金なんて、どうにででもなるし、まじで金ないと思ってんの?って思いました。けど、その人達は経験したことないからわからないんです。家族だって、私にきついことを押し付けていたので、私の気持ちはわからない。なにか文句言いたいだけの人たちの声は無視しましょう。結局、仕事を長く休んだら休んだで文句言われるし、何をどうやっても言いたい人っているから、シャットダウンしましょう。
②飲む=明るくなる・楽しくなる場所に行く
何かに熱中して、疲れ果てたら、悩む暇もなくなります。だんだん余裕が出てくるので、半年後くらいからめちゃくちゃ飲んでました。いや、飲まれてたかも。(笑)
で、人って、元気にしてれば元気になるんです。行動療法っていうのかな、たしか。人って気分が暗いときって、下を向いて歩きがちなんです。そのときに、気分を明るく保とうとするのではなく、上を向くだけで明るくなったりする。うつ状態になっている時は外出をしなくなるし、億劫になってでなくなる。そこで、出ようと思うのではなく、外出せざるを得ない用事を作ると、出ますよね。そうすると、うつ状態から抜け出せるようになる。っていう、精神療法的なのがあります。それを応用してみると。だから、飲んで、楽しくしておけば、気持ちも自然と明るくなってくるんです。
なので、飲む必要もなくて、自分の気分が明るくなることをすればいい。フットサルが趣味の人はそれをすればいいし、踊るのが好きな人は踊りに行けば良い。ただ、人がなるべくいたほうが良いです。一人はあまりオススメしないです。なぜなら、考える時間ができちゃうから。
③読書
1年以上してからかな。死についてや、生き方について、よく考えるようになりました。これは最近も続いています。
私は歴史小説が好きで結構読むんですが、どういう読み方をしているか。その人の生き様や死に方、何を大事にしているかなどを感じること。PHP文庫の戦国武将の名前がタイトルになっているような本なので、その人の半生が書いてあるんです。どういう思い出戦っていたのかとか、部下への思いとか、人生で大事にしていたことって、人によって違う。もちろん、私達もそうですけどね。でも、その時代って、いつ死んでもおかしくないわけで。今の私達の平和な時代とは、やっぱり感性とか、考え方やものの受け取り方は違うわけで。死にもの凄く近かったんじゃないかなと。そんな人達の考えを取り入れてみることをしています。
ほかにも哲学系の本を読んだりもしています。そんなに難しい本ではなく、読みやすくなっているようなやつね。私が読んだもので例をあげると…
- 読まずに死ねない哲学名著50冊
- DEATH 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版
- いま世界の哲学者が考えていること
- これからの正義の話をしよう
- 孟子/荀子/老子・莊子 (ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫) )
などなど、読みやすい哲学や思想の本を読んでみる。そうすると、生き方・死に方やそれに対する考え方が深まるのでオススメ。私なんかは母親が亡くなったときに、「あの時私が…」とか「もっとこうしていれば…」とか結構思っていました。しかも、母親が亡くなった時、病院での対応とか親戚の対応とか、父親もお姉ちゃんも機能しなくなっていたので、かなり私の負担が大きかったんです。が、これらの本を読むことで、考え方や捉え方を変えられたので少し楽に感じました。今は全く大丈夫かと言われたら、そうではないけど、受け止められるようになったかな。
最後に
私は実は母親が亡くなった年に母親方の祖母も亡くなっていて、その手続も叔父(母の弟)と私で全部やりました。そう、私の父親や姉は何もしていません。なぜかって?まぁ、複雑なんよね、そのへん。(笑)
そこから「死」というものを凄く身近に感じるようになりました。いつ死んでもおかしくないなって。だからこそ、今したいことをしようと思えるし、覚悟も決まってくるかなって。周りの同年代では経験していない人の方が多いです。だから、自分の方がその分経験を積めたし、なにかちょっと下ことじゃ動じなくもなってきています。
上記で紹介した本にも書いてあったんですが、「私達はなぜ死を悪いものと捉えているのか?」ということを本気で考えるし、人生とか命ってあっけないなと本気で思います。
戦国時代の武将たちは、明日死ぬかもしれない中で生きていたんだなと思うと、やっぱり決断力や判断力は上がるだろうし、覚悟が決まるなって。だから、親や大切な人の死を悪く捉えるのではなく、自分の成長の糧にしていけば良いのではないかなと。もちろん悲しいことは悲しいですよ?でも、ずっと悲しんでいるのではなく、その人の死をどう生かしていくかのほうが大事かなと。それすらも、自分の成長に繋げることで、その人が「その時に」亡くなった理由を何か意味のあるものに出来るんじゃないかなって思います。
他にも生き方について書いてる記事があるので、読んでみて〜
生き方が格好いい武将3選!【生き方がわからなくなった時に読む本】
そんな感じ!ってことで、参考までに〜!!!