筆者である私は学生時代、水泳をずっとしていました。小学生~大学2年生まで。
競技人生で、全国大会にも出場したし、ジャパンオープンという(全日本みたいなやつ)試合にも出場しましたが、決勝に残ったことは一度もありません。もちろん県大会ではありますよ?表彰台乗ることだってありました。
ただ、全国大会の決勝には一度も残ったことがありません。水泳だと、B決勝と言って、予選で9-16番だった人が行うのもあるのですが、それにもない。一番よくて、20番だったのは今でも覚えています。
水泳に関してはいい思い出があまりないので、かなり覚えています。笑
で、私なりに、なぜ全国大会で決勝に残れなかったのかを分析してみたので、それを書いていこうかなと。
また、全国大会に出る人と出れない人の違いは何かも書いてみようかと思っていますので、参考にしてみてください。
ちなみに、これは個人競技なら当てはめやすいと思います。が、団体競技はまた違うだろうと。誰か一人が頑張ってどうにかなるものではないので。ただ、団体競技でも、個人の力を伸ばしたい人は参考にしてみてください~
決勝に出れる人と出れない人の違いとは?
私的には1つ、大きい原因があると思っています。それは、モチベーションの違いです。
簡単にいうと、好きだから、楽しから、速くなりたいから、という純粋な気持ちでやっているかどうか、だと感じています。その理由を挙げてみます。
マイナスな気持ちが頑張る理由になっている場合
私の場合、これでした。「誰かを見返してやる」とか「あいつが文句言えない結果を残してやる」とかが理由だったんです。これって、原動力としては相当強いとは思います。でも、一定以上の成績を納めてしまうと、頑張れなくなったり、頑張る理由がなくなっちゃうんです。
例えば、スポーツであれば、“全国大会”に出ていたら基本的には誰も文句は言ってきません。そして、大概、「すごい」と言われてしまうんです。勉強だったら、“進学校”と言われている学校に行ければ、だいたいは認めてもらえますし、「頑張ったね、すごいね」と言ってもらえてしまうんです。
はい、私はスポーツも勉強もそうでした。(笑) 高校は私の住んでいる地域では進学校と言われている高校に行き、全国大会にも出場するというね。ある意味すごいよね。この「誰かを見返してやる、ぎゃふんと言わせてやる」って気持ちだけで、両立出来るんだもん。(笑)
ですが、これ、ある一定以上行くと、上を目指さなくてもいいかってなっちゃうんです。その当時は、そう思ってはなかったですよ?でも、今考えてみると、頑張り方・努力量が違ったなと。私は水泳をしていたんですが、その当時の話しをします。全国大会に出るまでは、水泳の練習をして、補強トレーニングをして、その後走ることもしていました。それが、全国大会に出たら、走ることはやめちゃう。他に新たなことをせず、ただやめるだけ。補強トレーニングの時間を少し伸ばすくらいかな。勉強なんか、シンプルにしなくなる。(笑)
このマイナスな感情って、エネルギーとしては強いけど、どこかで切り替えなきゃいけなかったのかなと感じています。比べていたのが過去の自分ではなく、平均値と比べていたから。平均以上になったら、頑張れなくなってしまうんです。
純粋な気持ちで頑張れる人
一方で純粋な気持ちで頑張れる人はとても強いです。純粋とは、「ただ速くなりたい」「ただ強くなりたい」「ただただ楽しい」などです。こういう人たちは、速くなっても・強くなってもまだまだ上に上がりたいと思うんですよね。限界がない感じ。「もっと、もっと」という気持ちなんでしょうね、きっと。
まっぁ、私はそうなったことがないので、予測や発言から考えるしかないですが…
誰かのために…はどうなのか?
指導者や先生に、一度は言われたことがあるかもしれないですが「親に恩返しするために」「親やコーチに感謝を伝えたいから、結果で残す」とか、そういったたぐいはどうなのか問題。悪くはないと思いますよ?ただ、エネルギーとしては弱いかなと。マイナスな感情の方が頑張りは効くし、純粋な気持ちにも負けますよね。しかも、それを親やコーチ、指導者が押し付けるのは良くないであろうと。
ちょっと難しい話をするんですが…イマヌエル・カントという哲学者をご存知でしょうか?スポーツとは少し話が変わるのですが、道徳的な行動とはどのような行動か?ということを考えた時、“動機とその種類”が大事であると言っています。「そうすることが正しいから」など、“義務の動機から生じた行動だけが道徳的な価値を持つ”と言っています。反対に、“傾向性の動機”というものがあり、これは、必要性や欲望、選好、生理的欲求などです。これにあてはめてスポーツを考えると、「ただ速く・強くなりたいから」などの動機でも構わない、ということになりますよね。なぜ速く・強くなりたいか聞かれたら、「そのスポーツをしているなら、そうなるべきであると思ったから」で充分ではないでしょうか?
最後に
これらは私の経験や知り合いの話し、本からの知識をまとめてみた話しになります。もちろん、そうじゃない方もたくさんいるとは思いますが、伸び悩んでいる選手やその保護者の方の参考になればと思います。
指導者や先生、親が子供と話す時には参考にしてみてもらえるといいかな〜と。選手自身が悩んでいたら、それはそれで参考にしてね〜〜〜!!!
ではでは、そんな感じ!
一緒にこんな記事も読んでみてください!→【中学生から全国大会に出られるようになった理由。】