生き方が格好いい武将3選!【生き方がわからなくなった時に読む本】

生き方が格好いい戦国武将の紹介 学び・哲学
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私は歴史小説が好きで、そこそこ読むんです。さらに城跡巡りも好きと言う、なんともニッチな趣味があります。

歴史小説なので、史実もあるんですが、作者の好きなように書いている部分もあります。それがまた面白い!ということで、今まで読んだ歴史小説の中から生き方が格好いい武将を選んでいきます。筆者目線のことになるので、共感してくれる人がいると嬉しい〜!!!

✓こんな人に読んで欲しい

・生き方がわからない
・「こんなんでいいのかな」と思っている
・尊敬できる人が周りに少ない / いない
・格好いい生き方をしたい!

ちなみに、筆者はどんな人?という方は、プロフィールを見てみてください〜

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今まで読んだ歴史小説

今までとなると、すごーく昔(中学生くらい)に一度ハマって読んでいたんですが、それは抜きにして。

ここ2021-2022年3月までんお間に読んだ人の話にしましょう。何冊も読んでいる人もいますが、人だけ列挙してみます。

  • 毛利元就
  • 浅井長政
  • 佐々成政
  • 織田信長
  • 武田信玄
  • 山本勘助
  • 北条早雲
  • 長野業政
  • 長宗我部元親
  • 武田勝頼
  • 九鬼嘉隆
  • 斎藤道三
  • 上杉謙信

生き方が格好いい戦国武将3選

以下の内容は、筆者自身が読んだ本を中心に書いていきます。なので、史実とは少し違う部分もあるかもしれませんが、大目に見てね。

長野業政

この人のことは知らない方も多いんじゃないかと思います。実は私も去年知りました。

高崎に宿坊をしに行ったんですが、その近くにあったのが箕輪城跡。なので、行った後に読んでみたって感じです。

この箕輪城跡の城主だった人なんですが、もうね、人望が厚いんです。「上州(じょうしゅう)の大鷹」とも呼ばれていたそうです。異名って言うのかな?

ここは何度も武田信玄に攻められたお城なんですが、彼が存命中はついに落とせなかったそうです。ここが落城したのは、彼の子供の長野業盛になってから。

自分から領土を拡大しようとはせず、自分たちの領地が侵されそうになった時に戦うという感じだったみたいです。また、関東管領である上杉家のためにも戦ったようです。簡単に言うと、自分たちの主のためには戦う感じですね。それがわかる内容が下記に詰まってます。そして、この人の格好良さもこの文章に詰まっていると感じました↓↓

鷹は飢えても穂を摘まずと申す。わしが義によってお味方するのは、関東管領上杉憲政公とその家督を譲られた長尾景虎どの。仁によって戦うのは、この上州の領民のためだけじゃ。領土を掠め取ろうとする甲斐の禄も食まぬし、無法な北条にも属しはせぬ。この目の黒いうちは上州を、信玄や氏康の言いなりにはさせぬよ。

「長野業政」 野口泰彦著 . 2009年, 学陽書房, P17

震えるほど格好いい。で、本当に攻められても、守り抜けるところが重要ですよね。これですぐに攻め落とされていたら、ただの身の程知らず。本当に頭もよくて、人として出来ている人ということが、この本を読んでわかりました。

人間としての器がでかいと言うか、器量があると言うか、人徳があるって言うのか…

最後、この人が亡くなってから落城してしまうんですが、息子が出来なかったとかそういうんじゃない気がしました。育て方が悪いとか、どら息子とか、そういうんじゃないんですよね、きっと。この、長野業政って人がでかすぎたし、息子は若すぎたし、戦うにしては武田信玄が色々な意味で1枚上手だったって感じですね。

ちなみに、この「鷹は飢えても穂を摘まず」という意味は、【高潔な人物は、どんなに困窮しても不正な利益を得ようとはしない。貧しても節を曲げないことのたとえ】とのことでした。→引用 http://高潔な人物は、どんなに困窮しても不正な利益を得ようとはしない。貧しても節を曲げないことのたとえ。

このことわざは、長野業正のためにある言葉かもしれないと思いました。

群馬県 箕輪城跡

北条早雲

この人もまた、格好いいんですよね。ホント。本では出身とか父親・母親のことも書かれていましたが、出自についてははっきりと分かっていないとのことでした。

この人よりも、北条氏康とか氏政の方が有名かなと思いますが、この人がいなければ、子孫もいなかったんです!小田原城にもいなかったんです!!!一代で成り上がった人ですね。

この本によると、最初は何もなかったところから、家臣を引き入れて、次第に大きくしていく。ついには、小田原城の城主になってしまうという、成り上がりのストーリーですね。

本の後書きにも書いてありましたが、【大器晩成という言葉は早雲のために存在するような印象さえある】と。まさにその通りだなと思います。

この本で書いてあったことで印象に残っているのは…

早雲が禅門で得たものは「悟り」と「覚悟」の峻別である。悟りは身に得るもので、心の中であれこれ考えても得られるものではないということである。すなわち体得するの意であった。「覚悟」とはいずれ人は死んで行く身である。よしそれならば、仏の道に従って死のうとする覚悟である。こう覚悟することによって、その人の生きざまはおのずと定まる。つまり「死の先取り」である。

「北条早雲ー理想郷を夢見た風雲児」 中村晃著. 1996年, PHP文庫, P124

悟りと覚悟の違いを、説明してくれてるんです。とある方に言われたんですが、「自分のお葬式でなんて言われたい?」と。それを考えれば、自分の進むべき道とか、方向性とか信念みたいなものも定まってくるのかなと。

もう一文だけ紹介するとしたら、

情けは人のためにかけるものではない。必ず自分に返ってくる。

「北条早雲ー理想郷を夢見た風雲児」 中村晃著. 1996年, PHP文庫, P181

という部分ですね。情けもそうですが、優しくするとか、人のために何かをするとか。こう考えたら、積極的にしたくなりますよね。これを見返りというのであれば、求めてもいいのかなと、少し思いました。

神奈川県 小田原城

佐々成政

この人もあまり有名所ではないですが、私はこの本を読んでファンになりました。

織田信長の家臣でありましたが、最後は豊臣秀吉と敵対して九州に行くことになるんですが、最後は切腹させられてしまいます。

どこまでも織田家に忠実だったことがよくわかりました。男女のいざこざに関しては疎い部分もあったのかなーと思いますが、そこもまたグッと来る。

この人が周りにどう思われていたのかわかる部分があったので、それを紹介します。

私は志道、つまり男子が一旦立てた志の道を、一貫して歩まれるお方が大好きでございます。ですが、それには我慢忍耐が何よりも必要でございましょう。心あせっては失敗を招きます。失敗はそのお方に心のなかで声援を送っている多数の者をもひどく落胆させます。

「佐々成政ー己の信念に生きた勇将」 郡順史著. 1996年, PHP研究所, P234

これは本人ではなく、佐々成政を応援したいと思っていた人の言葉です。これは、今の私達にも言えることだなと感じました。筆者は女性ですが、男女関係なく、一本筋の通った人って格好いいし、応援したくなるなと。けど、応援してもらっていたのに失敗したら、応援してくれてた人たちもがっかりさせてしまうんだなと。

そして、この言葉から、佐々成政がどんな人だったのかがよく分かるなと感じました。私もこんなふうに言われるようないき方をしたいなと。そう思いました。

まとめ

まとめると、こんな武将・こんな生き方

筆者は一本筋が通っているような武将が格好いいなと思います。例え負けたとしても、自分の信念を持っているような人が好きです。そんな生き方をしたいし、器の大きい人になりたいなと思っています。

筆者は、自分に子供が出来た時、その子供に自身を持って「こうやって生きてきたよ」って言える大人でいたいと思っています。

また、多くの経験をして、勉強以外で何か伝えていけることがあればいいなと思っています。勉強は塾の先生や学校の先生のほうが上手に伝えられるので。

(2022年5月追記)

2022年3月〜5月までの間にさらに、読んだ本が以下になります↓

  • 黒田官兵衛
  • 細川忠興
  • 吉川元春
  • 小早川隆景
  • 佐竹義重
  • 竹中半兵衛
  • 籠城(清水宗治 / 吉川経家 / 別所長治 3人の話し)

これらを更に読んだんですが、、、増えました。格好いい武将。

吉川元春、籠城に出てくる清水宗治、吉川経家の2人、さらに竹中半兵衛。格好良すぎる。どんどん追加されていきますが…。この人達については、また今度新たに記事を書きます。気になる人はぜひ読んでみてください!ちなみに、「籠城」(籠城,野中信二著,学陽書房,2012年)という本では、筆者は号泣しました。格好良すぎて…

ちなみに、私はPHP文庫もしくは学陽書房の歴史小説を買うことが多いのですが、これらは出されたのが結構昔なんです。古いのだと、2000年以前のもありました。で、もう新しく刷ってなかったり、新冊がめっちゃ高かったりすることもあります。作者さんには申し訳ないですが、古本を買うことが多いです。で、だいたい、ブックオフオンラインで買っています。まじで、人気のやつだと入荷されて数時間で売り切れてることもしばしば…たぶん、マニアがいるんだと思う。私はもはやこれをコレクションしようと思っています。(笑)

ブックオフオンラインのサイト、載せておくので、ぜひみてみてください〜↓↓

本を売るなら【ブックオフ】公式宅配買取サービス

見付かりましたか?

読者の皆さんは、どんな人・どんな生き方が格好いいと思いますか?

流れに身を任せて、後々まで子孫を残した武将もいます。何度も裏切りをして生き残る武将もいます。損得勘定で動く武将もいます。それでも生き残ることができる、ということは優秀な証なのかなと思います。

皆さんは、どうやって生きたいですか?どんなふうに生きたいですか?自分のお葬式で、なんと言われたいですか?

以上、参考までに〜!!!

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