理学療法士になりたくて学校に通っているけど、どういう施設に就職したいのかわからない人・理学療法士になってどうしたいのかわからなくなってしまった人もいると思います。実際、私がそうでした。なので、これはそういった人たちに読んでもらえるといいかなーと。
ちなみに私は、行きたいところとか、行きたい分野がわからなさすぎて、結構適当に就職しました。(笑)
最初に結論。
最初に結論を言うと、初めから「自分に合ういい場所」に就職出来る可能性は低いと思っています。なぜなら、自分にとっての「いい場所」がわからないから。そもそも雇われるのが向いていない可能性もある。今は、転職することが当たり前の時代なので、「とりあえずやってみよう」精神って大事かなと。転職することを前提に選んでみると気持ちも少し楽になるのでは?と思います。
私の一番のオススメは、実習中に尊敬できる人に出会えたら、その人と同じ施設に行くこと。これが固いかなと。仕事してる上で思うのは、誰とやるかっていうのがかなり重要。だから、実習中に尊敬できる人や、この人みたいになりたいと思える人がいたら、その人と同じ施設に就職するのが、私はベストかなって思っています。まぁ持論だけどね。
今回は、一般的に言われる良い企業ではなく、「自分にあった企業」をどう選ぶかということを話していければと思います。一般的に言われる良い企業とは、福利厚生がいいとか、休みが多いとか、給料が良いとか、そういうものを前提としない場合を今回は考えます。
就職先の種類
まず、理学療法士が就職する主な場所。病院(急性期・回復期)、クリニック、老健、デイサービス、訪問…等ですね。大学院に行く人もまれにいます。
まずは、だいたいこの中から①行きたい場所・方向性(病院なのかクリニックなのか…)を選ぶ必要があります。その次に、②どの施設に行きたいかを選ぶ必要が有ると思います。
就職先の決め方
1.行きたい方向性を選ぶこと
ここが決まっている人は、2に飛ばしてください。問題は、ここすら決まっていない人。私はまずここで悩みました。実習中に全施設を回れない人も多いと思います。そうすると、行ったことない場所はどんな感じなのかわからないです。見学だけではわからないことも多いし…私から提案できることとしたら、以下のの3つを考えてみて欲しいと思います。
どういった人たちをみていきたいか。
脳卒中や中枢神経系をみていきたいのか、整形外科疾患をみていきたいのか、呼吸器・循環器系をみていきたいのか。入院患者がいいのか、通院がいいのか。慢性疾患がいいのか、急性疾患がいいのか。オペ後がいいのか、退院後がいいのか。病期や人生から考えてもいいと思います。
簡単なイメージで行くと、急性期病院だったら、良くなっていく状態+短期間のリハビリ。回復期では良くなっていく状態+長期間のリハビリ。老健や訪問、介護施設などは、MAXが現状維持。少しずつ機能が落ちていく中で、どのようにその人の人生に関わっていくのかも考える必要が有りますね。整形外科であれば、1回の介入時間は短いのでその中で患者さんと関わっていく。今できている生活の質を上げていく必要があります。
こんな感じで、細かく考えていけば、何となくの方向性は決まってくると思います。2択とかには絞りたいですね。
2.どの施設に就職したいか考えること
上記項目を考えて、何となく自分自身の方向性が決まったら、次に考えなければいけないことは、具体的にどこに就職するか。これもまた難しい問題ですね。失敗したくないなーと思いますよね。
でも、ぶっちゃけ、就職してみないとわからないです。これは自分自身の経験的にですが…。私も最近、やっとわかってきました。どんなところだと自分と相性がいいのか。周りが言う「いい場所」と、「自分に合う場所」は違います。
なので、とりあえず就職してみたらいいと思うんです。1−2年くらい続けてみよ〜くらいの気持ちで最初はいいんじゃないかなと。やっていく内に方向性は変わるかもしれないので。
それでも、どんな施設がいいかはいくつか考えられるので、挙げていきます。
良い施設の判断基準は?
①職員の入れ替わりがどの程度か = 働きやすい環境かどうか
働きやすいところには長く勤められるので、勤続年数が長い人が多いかなと。逆に働きにくいところだと、みんなすぐに辞めてしまいます。私の経験では、1年程度で辞めてしまう人が半数くらいいる施設がありました。また、2−3年でどんどん入れ替わってしまう施設もありました。一番長い人と、短い人の間がいるかどうか。長い人と短い人しかいない施設は、ちょっと考えてみてもいいかも?間がいないということは、数年で辞めてしまう人が多いんだと思います。そういう施設は長く勤めてる人って、1−2人しかいないと思います。(母数にもよるけど。)
②新しく出来た施設ではないこと = 教育制度がしっかりしているかどうか
新しく出来たばかりの施設だと、教育制度がしっかりしていない場所が多いです。そこまで手が回らないって感じですね。施設のルール作りとかが優先なので。できて1−2年のところは避けたほうがいいかも。最初の考え方とかは結構大事かなと思います。もし早めに転職することになったら、2−3年目くらいだと症例発表をする施設もあるので、これはできていないと恥ずかしい思いをします。もちろん大変ですが、出来るにこしたことはないです。
③上から目線ではないか = リハビリ科のトップ(=上司)との相性
就職活動しているときって、整形外科とか(リハビリの施設が)小さな病院って最初は理学療法士が対応することが多いんです。整形外科だったら、その後に医者とか院長とか。病院だったら、事務の方とかと話すことになるかなと。ここで大事なのは、その理学療法士の対応がどうか。偉そうだな〜って感じたら、たぶんそういう人なんだと思っていいし、あなたとは合わない可能性がありますね。それこそ教育場面とかで、変に厳しかったりします。実習で苦労した人は、その人と似た感じを持っている人がトップでやっているところは避けたほうがいいかも。上がそうだと、下はどうしようもできないので。反抗する人も要るけど、そういう人は辞めちゃいますね。その見分け方の1つとして、態度がでかいとか、偉そうとか、横柄な態度とか。言葉に棘がある人も良くないかなと。
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スポーツ系に行きたい人
スポーツ系に行きたい人は、そのスポーツに関わっているドクターがいる施設を選ぶと良いかと感じました。例えば私が一時期関わっていたスポーツでは、「その競技の日本代表のチームドクターをしている医者がいる施設」の理学療法士が合宿などに帯同していました。しかも、そこは年数関係ないみたいで。1−2年目が行ったりしていたみたいです。若い子の方が結婚もしてないし、役職も就いてないし行きやすいでしょ的な。(笑) 帯同していたとしても、その理学療法士のレベルが高いかどうかは別ですが…ちなみに、そこのドクターは理学療法士をマッサージする人っだと思っていましたね。話してみたら。でも、競技をしているトップレベルの人たちと関わりやすいとは思います。その人たちを良く出来るかどうかはまじで別ですが。
最後に。
就活に当てる時間を違うことに使うのもあり。
やっぱり一回働いてみないとわからないことは多いかなと。今なんて、転職するのが普通の時代になってきたので、とりあえず働いてみたらいいと思います。で、悩んでる時間に学生の間にしか出来ないことをやったら良いと思います。
例えばですが、長期間の休みは取りにくくなるので、長期間の休みじゃないと出来ないことをする。社会人になると自分で使えるお金は増えます。だから、学生の間にお金をかけないで何かをしてみるとか。例えば旅行も、青春18切符で周るとかヒッチハイクするとか、歩くとか自転車の旅とか。時間がかかることで行ったら、日本一周とかお遍路巡りとか?長期の休みは大学生の休みが最後かな。あとは、転職する時に間をあけるしかない。なので、日数がかかるものは学生時代にするべき!
学生とかもっと時間のある時にやっておけばよかったと後悔
最初から「いい場所」なんてわからない。働いたことないんだから
いい場所に就職するって、具体的に何か。「いい場所」って人によって定義が違います。残業してでもお給料が欲しい人もいれば、やりがいを求める人もいるし。自分の時間を大事にしたい人もいるし。そのバランスが大事な人もいるし。
初めての就活なんて、働いたことないんだから、そんなことわかるわけがない。なので、最初から自分に合う、いわゆるに良いところに就職出来る可能性なんて低いと思っていたほうが気が楽です。ここが良いかも!と思って入ったところって、自分の期待値が高いから減点方式になってしまうんです。逆に微妙かな〜って思うところに就職すると、マシじゃんって思えて、加点方式になるから意外と続いたり。なので、とりあえずしちゃうのもあり。悩んでも変わらないから。以上!何かあれば、お問い合わせから連絡を!
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